2020(令和2)年10月1日に釜瀬クリニックから事業を引き継ぎ、合同会社春咲花としてスタートした『ケアセンター咲花』と『さいか亭』。本日、2周年を迎えることができました。ご利用者の皆様、ご家族の皆様、地域の皆様、関係者の皆様、そして職員に支えられ、ここまでやってこられました。関わってくださった全ての方々に心より感謝申し上げます。
この2年は、そのほとんどが新型コロナウイルスとの戦いでした。特に、いわゆる第7波の影響は大きく、ケアセンター咲花 デイサービスの休業や営業縮小、さいか亭 喫茶部門の休業を経験し、まさに文字どおり「戦い」でした。この戦いは、もうしばらく続くでしょうし、今冬には第8波の襲来なども予想されています。これまでに得られた知見を盾にして、より一層、安心・安全にご利用、ご来店いただける事業所運営に努めてまいります。
今日、私は、先月お亡くなりになられたデイサービスのご利用者様のお宅に弔問に伺いました。ご遺族より「親切に接してくれた咲花さんに通えてよかった」とお言葉をいただきました。晩年、食が細くなっていたその方は、デイサービスから帰るとご家族に「今日もご飯がおいしかった」と言われていたようです。
会社の特性上、我々は、その方の人生の最晩年に関わることが多くあります。その時間が、その方にとって幸せと感じていただけるために、我々が特に大切にしているのは「生きがいがあること」「親切であること」そして「おいしい食事」です。
すごく特別なことはできませんが、皆様のいつもの生活をふわっと温かく包み込めるような、そして「ケアセンター咲花でよかった」「ご飯がおいしかった」というお言葉をいただき続けられるような、そんな会社であり続けることを目指して、3年目のさくらを咲かせていきたいと思います。
令和4年10月1日
合同会社 春咲花
代表社員 井上 浩一